「DUCK DAY!」の未来
インタビュー形式でお届けしています!
食卓に上がっているお肉やお野菜は、もともと命を持っている動物や植物です。私たちはそのことを考えたり、感じたりすることは少ないです。幸いなことに、私たち(有)すとう農産と「夢ごこち会」は、【アイガモ農法】でお米を作っているので、アイガモたちに手伝ってもらっています。そして、その命は鳥獣に食べられたり、私たちの食卓に上ったりすることも目の当たりにしています。
その一部だけでも消費者の皆さんに感じてもらえれば、と思い「Duck Day!」を始めました。特に春の「Duck Day!」は、小さいアイガモを田んぼに放す体験になっているので、参加者さんからは“子供の食育体験にすごくいい!”と喜んで頂いています。(>2017DUCK DAY!)
今までの農業生産販売会社(有)すとう農産と、生産者さんたちのグループ「夢ごこち会」は、安全でおいしい会津のお米を皆さんの食卓に届けるためにお米の生産・販売を行ってきました。通常の卸しや小売りを通した流通より、ずっと身近に、直接お手元に届けられるシステムだったと思います。
しかし、原発事故後、そのシステムだけでは皆さんに伝えきれない部分が沢山あり、消費者の方々の不安もぬぐい去ることはできませんでした。この部分に着目し、もっと私たち生産者が消費者の皆さんと一人一人の人間として、SNSなどで直接つながり、自由に意見を交換できる関係性を作っていきたいと考えています。
もちろん、言葉だけでなく、行動でも示していきます。今年、2017年11月に(有)すとう農産はGlobalG.A.P(グローバルギャップ:Good Agricultural Practices )の認定を受けました。GlobalG.A.Pは、より安全に作物を作る努力をしており、環境にも配慮していることを保証する認証です。アイガモは飛べませんが、(有)すとう農産や「夢ごこち会」は、世界に羽ばたける存在になっていきたいと思います。
はい。弊社のアイガモ栽培について、安心で美味しいお米である事を、人気漫画『美味しんぼ』の雁屋哲さんに『美味しんぼ』で紹介にして頂きました。
2011年11月14日。『美味しんぼ』の原作者、雁屋哲さんと、スタッフの皆さん、NHKの方が一緒に取材に来てくださいました。原発のこと、TPPのこと、農業のこと・・・・・・などなど、取材は半日に及びました。こんなに念入りな取材から、あの感動的な物語が生れるのだなあ~、と感動しました。(>ブログ記事はこちら)
はい。やはり私たちの根幹にあるのは【アイガモ栽培】。自然の力を借りて、健康で美味しいお米を作ることです。
例えば世界的な現代美術アーティストのヤノベケンジさんには、その有機栽培の方法に着眼して頂き、コラボレーションすることで期間限定の「アイガモ栽培米」のパッケージを作って頂きました。名付けて、『サン・シスター米』!(>ヤベノケンジ氏公式サイト)
しかし最近は食の簡便化志向があり、手軽に時間をかけず作るか、出来ているものを食べる傾向が強いです。この傾向を踏まえ、弊社では素材の良さ、素材の味を引き出す形で、作る人がちょっとした「ひと手間」を加えるだけで楽しく、美味しくなる食卓を目指しています。
6次化商品開発は、そのコンセプトを「土(ママ)から母(ママ)へ」として、土の温もりをご家庭に届けられるような無添加、無保存料、無着色の商品開発を続けています。現在ではカレー専用の「カレーのお米」や 「リゾットのお米」「玄米コーヒー」を常時販売。お米が入ったアクセサリー「米ピアス」を受注販売しております。
そうですね。まずアイガモちゃんたちは素直にかわいいです。生まれた時もそうですが、お尻がプリッとしているとこととか、つぶらな瞳とか、呼んだらちゃんと来てくれるところとか、脱走好きなところとか。
環境や食についても皆さんと一緒に活動していける様なコミュニティを作っていきたいと思っています。都市部の皆さんと、会津の生産者や住民同士で「普段着の交流」を通じて食卓のありかたを少しでも考えるきっかけになってくれれば、という願いもこもっています。
もっと私たち生産者が消費者の皆さんとSNSなどで直接つながり、自由に意見を交換できる関係性を作っていきたいと考えています。(>Facebook:夢ごこち会 Duck Day)